【ゼロからの文法32】「間接疑問文」理解で表現力アップ！

今回は、英語の「間接疑問文」に焦点を当て、その文法を徹底解説します！ 間接疑問文と聞いて、みなさんはすぐに使い方や文法がわかりますか？ 実は、英語表現をレベルアップしたいなら、間接疑問文は必須の文法項目です。この記事では、間接疑問文の仕組みをわかりやすく解説します。

例えば、「Where is the station? (駅はどこですか？)」という直接的な疑問文は基本ですが、

「Could you tell me where the station is? (駅がどこにあるか教えていただけますか？)」

のように、間接疑問文を使いこなせるようになると、より丁寧で洗練された英語表現が可能になります。

この記事では、初心者の方でも理解できるよう、間接疑問文の基本的な文法から丁寧に解説し、豊富な例文を通して理解を深めていきます。それでは、間接疑問文の文法をマスターして、ワンランク上の英会話を目指しましょう！

さあ、「間接疑問文」の文法をしっかり理解して、より豊かな英語表現を目指しましょう！

「間接疑問文」とは？その文法的な特徴

まず、「間接疑問文」とは、疑問文が別の文の一部として組み込まれた形のこと。文法的には、名詞節として機能するのが特徴です。直接疑問文が独立した文であるのに対し、間接疑問文はより丁寧で間接的な表現を伴います。

早速、例を比較してみましょう。

直接疑問文（独立した文）：「What did he say? (彼は何と言いましたか？)」
間接疑問文（別の文の一部）：「I didn’t hear what he said. (彼が何と言ったか聞き取れませんでした。)」

このように、間接疑問文は主に以下の動詞やフレーズの後に続きます。

• ask (尋ねる)
• wonder (疑問に思う)
• know (知っている)
• tell me (私に教えて)
• not sure (確信がない)

次項では、疑問詞がある場合とない場合の間接疑問文の具体的な文法構造を見ていきましょう。

疑問詞がある場合の間接疑問文：文法の構造

what, where, when, who, why, howなどの疑問詞を含む疑問文を間接疑問文にする際の基本的な文法構造は、

「疑問詞 + 主語 + 動詞」

となります。

ここで重要な点は、直接疑問文で見られた主語と動詞の倒置が起こらないことです。

例を通して文法構造を確認しましょう。

直接疑問文：「Where is the book? (その本はどこにありますか？)」
間接疑問文：「Could you tell me where the book is? (その本がどこにあるか教えていただけますか？)」

ご覧の通り、直接疑問文では「is the book」と倒置していますが、間接疑問文では「where the book is」と平叙文の語順になっています。また、疑問詞そのものが文の要素 (この場合は場所を示す副詞節) として機能します。

それでは、他の例も見てみましょう。

直接疑問文：「Why did he leave? (彼はなぜ去ったのですか？)」
間接疑問文：「I wonder why he left. (なぜ彼が去ったのか疑問に思います。)」

いかがでしょうか？

間接疑問文も、ルールさえ覚えてしまえばそんなに難しくはないと思えてきたのではないでしょうか？

疑問詞がない場合の間接疑問文：文法のポイント

一方、Yes/Noで答えられる疑問文を間接疑問文にする場合、文法的には「if」または「whether」を導入し、

「if/whether + 主語 + 動詞」

の形をとります。

「if」と「whether」は「～かどうか」という意味を持ち、文法的には従属接続詞として機能します。

例を見て、その文法的なポイントを押さえましょう。

直接疑問文：「Is it raining? (雨が降っていますか？)」
間接疑問文：「Do you know if it is raining? (雨が降っているかどうか知っていますか？)」
間接疑問文：「I’m not sure whether it is raining. (雨が降っているかどうか確信がありません。)」

注目すべきは、「is it」という疑問形の語順が、「if it is」または「whether it is」という平叙文の語順に変わっている点です。このように、「if」や「whether」が疑問文を名詞節へと導く役割を果たします。

「間接疑問文」を使いこなすための文法的なコツ

「間接疑問文」をよりスムーズに使いこなすためには、以下の文法的なポイントを意識しましょう。

• 語順の原則：疑問詞の有無にかかわらず、「疑問詞/if/whether + 主語 + 動詞」の語順を徹底しましょう。これが最も基本的な文法ルールです。
• 助動詞の扱いに注意：直接疑問文で使われる「do/does/did」は、間接疑問文では通常不要となり、動詞の形が変化します。文法的な時制の一致も考慮しましょう。
• 導く動詞・フレーズを意識する：「ask」「wonder」「know」「tell me」など、間接疑問文を導く動詞やフレーズの種類を増やし、文脈に応じた適切な表現を選べるようにしましょう。

文法チェック！練習問題で「間接疑問文」を理解度を確認

それでは、ここで練習問題を通して、「間接疑問文」の文法的な理解度を確認しましょう。以下の直接疑問文を間接疑問文にしてください。

What is her name? → Could you tell me (　　　　　　　)?
Did they arrive on time? → Do you know (　　　　　　　)?
Where will the next meeting be held? → I wonder (　　　　　　　).
Is he a doctor? → I’m not sure (　　　　　　　).
How can I get to the station? → Can you show me (　　　　　　　)?

まとめ：「間接疑問文」の文法を理解して、より自然な英会話へ

今回の記事では、「間接疑問文」の文法的な構造と、それを使いこなすためのポイントを詳しく解説しました。「間接疑問文」は、単に丁寧な表現というだけでなく、複雑な文法構造を理解する上で重要な要素です。この記事を通して、皆さんが「間接疑問文」の文法をしっかりと理解し、自信を持ってより自然な英会話を楽しめるようになることを願っています。

「ゼロからの文法」シリーズでは、今後も様々な文法トピックを取り上げ、皆さんの英語学習をサポートしていきます。次回のテーマも、どうぞお楽しみに！

それでは、また次回の記事でお会いしましょう！