「英語がペラペラになって、海外でバリバリ働く自分になりたい!」
そんな憧れを胸に、私は意気揚々と通訳学校に飛び込みました。
今ではこうして英語学習ブログを書いていますが、当時の私は完全に通訳学校の落ちこぼれ。
でも、だからこそ必死に工夫し、もがきながらも学び続けた結果、英語を仕事にできるまでの力を身につけ、自信を持って使えるようになりました。
実際に、現実は甘くありませんでした。クラスメイトは英語ネイティブや帰国子女ばかり。先生の言葉すらまともに聞き取れず、授業中は完全に置いてけぼり。
「私、ここにいていいのかな…?」と、劣等感に押しつぶされそうになる日々でした。
この記事では、そんな私が「どん底」から這い上がり、英語力を劇的に伸ばすことができた5つの学習法を、リアルにお届けします。
「何から始めればいいのか分からない…」
「頑張ってるのに、成果が出ない…」
そんな悩みを抱えているあなたにこそ、届けたい内容です。
周囲との差に愕然――落ちこぼれを痛感した瞬間

特に苦戦したのが、英日通訳の専門授業でした。
英語ネイティブでも帰国子女でもない私は、専門的な話になると単語も背景知識も追いつかず、そもそも何の話をしているのかすら分からないことが多々ありました。
一方で、周りのクラスメイトたちは、難しい内容でもスラスラと通訳していきます。私はといえば、先生の話す英語が異次元のように聞こえ、頭が真っ白。ただ座っているだけで、何もできない。
そんな自分が情けなくて、「自分だけが取り残されている」という孤独感が、じわじわと胸に広がっていきました。
押し寄せる不安――英語で働くなんて、本当にできるの?

「本当にいつか、英語がスラスラ聞き取れるようになるのかな……?」
「私なんかが、英語を使って仕事をするなんて、夢のまた夢なんじゃ……?」
そんな不安が、毎日じわじわと心を締めつけていました。
授業についていけない悔しさ、周囲との差への劣等感、自信のなさ。
終わったあとは、何も考えたくなくて、ただぐったりと疲れていました。
それでも、夢を捨てるわけにはいかない。
海外で働きたい。英語で自分の力を試したい――その気持ちだけは、ずっと消えずに残っていました。
予習よりも復習。私を変えたシンプルな学習戦略

当時の私にできたのは、ただ一つ。
とにかく復習。徹底的に、何度も、しつこいくらいに。
予習は、テーマが毎回違って限界がある。だから私は、授業後に全精力を注ぎました。授業中に出た表現、先生のコメント、つまずいた単語
何一つ見逃さない。必ず理解して自分のものにする。
それが、当時の私の小さな誓いでした。
ノートをボロボロになるまで見返し、録音した音声を何度も聞き返し、分からないところは納得いくまで調べる。気づけば、勉強時間の8割以上が「復習」に。まさに復習地獄です。
でも、そんな日々の中で、私を支えてくれた言葉がありました。ある日、先生がこう言ったんです。
「大切なのは、諦めないこと。そして、自分に合った学習法を見つけること。」
その一言に、私は救われました。
「このやり方でいいんだ」「まだ、やれることはある」――そう思えた瞬間でした。
そして私は、自分に合ったやり方を探し始めます。
試して、失敗して、また試して……。そうしてたどり着いたのが、これから紹介する5つの学習法です。
大前提:学習法を始める前に絶対に知っておきたい「心構え」

学習法をお伝えする前に、どうしてもお伝えしておきたいことがあります。それは、「完璧主義は英語学習の最大の敵」だということ。
私は通訳学校で落ちこぼれを経験したからこそ、このことに気づけました。通訳の授業では、確かに完璧な訳を求められる場面も多くあります。でも、最初からすべて完璧にこなせる人なんていません。
それなのに「間違えちゃいけない」「ちゃんと訳さなきゃ」と思い込むほど、一つのミスが怖くなり、挑戦できなくなってしまうんです。実際、私はその思い込みにずっと苦しんできました。
でもある時、こう考えるようにしました。
完璧じゃなくていい。昨日より1ミリでも前に進めば、それでOK。
英語学習で本当に大切なのは、
間違いを恐れずに挑戦すること、
小さな成功を積み重ねていくこと、
そして、「今の自分」でとにかく一歩を踏み出すことです。
このマインドセットを持つことで、学習の吸収力がまるで変わります。少し肩の力を抜いて、自分に優しく向き合ってみてください。
それではいよいよ、私がどん底から這い上がるために実践した、5つの具体的な学習法をご紹介していきますね。
TOP1:脳みそフル回転!短期集中型「超大量暗記法」
- レベル: 中級者~上級者
- こんな人におすすめ: 短期間で語彙力を上げたい人、TOEICなどの試験対策をしたい人
- 必要なもの: 単語帳、フラッシュカードアプリ(Ankiなど)
- 具体的なやり方:
- 1週間に覚える単語数を500~1000個に設定。
- 単語帳やフラッシュカードアプリを使って、ひたすら暗記。
- 通勤時間、休憩時間、寝る前など、スキマ時間を活用。
- 週末に復習テストを行い、定着度を確認。
- 落ちこぼれ時代の苦労話: 最初は、あまりの量に圧倒されました。「こんなの絶対に無理だ…」と何度も挫折しかけました。でも、諦めずに続けるうちに、脳が高速回転する感覚を味わえるようになりました。最初は1日に100個覚えるのが限界だったのが、1ヶ月後には200個、300個と、どんどんスピードアップしていきました。
- 効果: 語彙力が劇的に向上し、専門的な内容のリスニングも以前より楽に理解できるようになりました。
TOP2:ネイティブになりきれ!「スピーキングカラオケ学習法」
- レベル: 初級者~中級者
- こんな人におすすめ: 発音を改善したい人、スピーキングに自信をつけたい人
- 必要なもの: スピーキング教材(CD付き)、録音アプリ
- 具体的なやり方:
- スピーキング教材の音声を何度も聞く。
- 教材のスクリプトを読み込み、意味を理解する。
- 音声に合わせて、スクリプトを見ながら発音練習。
- スクリプトを見ずに、音声にかぶせて発音練習。
- 自分の発音を録音し、ネイティブの発音と徹底的に比較。
- 落ちこぼれ時代の苦労話: 自分の発音の酷さに、何度も打ちのめされました。特に、LとRの発音、thの発音など、日本人には難しい発音が全然できない。でも、諦めずに練習を続けるうちに、少しずつネイティブの発音に近づけるようになりました。
- 効果: 発音が格段に良くなり、自信を持って英語を話せるようになりました。オンライン英会話でも、以前よりスムーズに会話できるようになりました。
TOP3:プロの気分を味わえ!「脳内通訳トレーニング」
- レベル: 中級者~上級者
- こんな人におすすめ: 通訳スキルを上げたい人、リスニング力を強化したい人
- 必要なもの: 通訳教材(ニュース記事、スピーチなど)、録音アプリ
- 具体的なやり方:
- 通訳教材を選び、内容を理解する。
- 理想の訳を事前に作成する。
- 教材の音声を流し、通訳単位で一時停止。
- 事前に作成した訳を、正確に再現できるように練習。
- 自分の通訳を録音し、理想の訳と比較。
- 落ちこぼれ時代の苦労話: 最初は、理想の訳を覚えることすらできませんでした。何度も何度も練習するうちに、ようやく理想の訳を再現できるようになりました。でも、本番では緊張して、頭が真っ白になることもしばしばありました。
- 効果: 通訳のスピードと正確性が向上しました。本番での緊張にも、以前より冷静に対応できるようになりました。
TOP4:眠気をぶっ飛ばせ!「超早起き学習法」
- レベル: 全レベル
- こんな人におすすめ: 集中力を高めたい人、学習時間を確保したい人
- 必要なもの: 強い意志、目覚まし時計
- 具体的なやり方:
- 毎日同じ時間に起きる(私は朝3時)。
- 起きたらすぐに、上記3つの学習法を行う。
- 日中は、英語学習に関する情報収集や、復習に時間を充てる。
- 落ちこぼれ時代の苦労話: 最初は、起きるのが本当に辛かったです。何度も二度寝してしまい、自己嫌悪に陥りました。でも、早起きの習慣が身につくと、日中の集中力が格段に向上しました。朝の静かな時間帯は、誰にも邪魔されずに集中して学習できるので、効率が非常に高いです。
- 効果: 学習時間を確保できるだけでなく、集中力も向上し、学習効率が大幅にアップしました。時間に余裕ができたことで、精神的にも安定し、前向きな気持ちで学習に取り組めるようになりました。
TOP5:脳と体を活性化!「ウォーキング学習法」
- レベル: 全レベル
- こんな人におすすめ: スキマ時間を有効活用したい人、運動不足を解消したい人
- 必要なもの: イヤホン、音声教材、録音アプリ
- 具体的なやり方:
- ウォーキング中に、英語の音声教材を聴く。
- 覚えたい単語やフレーズを録音し、繰り返し聴く。
- シャドーイングやリピーティングを行う。
- 英語で独り言を言う。
- 落ちこぼれ時代の苦労話: 最初は、歩きながら英語を聞くことに集中できませんでした。周りの音が気になったり、考え事をしてしまったり…。でも、慣れてくると、ウォーキングが気分転換になり、リフレッシュしながら学習できるようになりました。
- 効果: スキマ時間を有効活用できるだけでなく、脳と体を活性化させ、学習効果を高めることができました。運動不足解消にもなり、一石二鳥です。
落ちこぼれだった私からあなたへ – 諦めなければ、道は開ける

ここまで、私が通訳学校で落ちこぼれだった頃から、試行錯誤の末に自分なりの学習法を見つけて、少しずつ前に進んできた過程をお話してきました。
正直なところ、あの時期は本当に苦しかったです。周囲のレベルの高さに圧倒され、自分の無力さに打ちのめされ、何度も「もう無理かもしれない」と思いました。
でも、それでも私は前に進み続けました。小さな一歩を重ね、地道に復習を続け、失敗しても立ち上がって——。
その先に見えてきたのが、今回ご紹介した5つの学習法です。
語彙力も、発音も、通訳スキルも、すぐに上達したわけではありません。
それでも、何度も失敗して転びながら、自分なりのやり方を探し、少しずつ「英語を使って話す」ことに自信が持てるようになりました。
その原動力となったのは、ある日先生にかけてもらった言葉です。
「大切なのは、諦めないこと。そして、自分に合った学習法を見つけること。」
今、この記事を読んでいるあなたも、もしかしたら
「自分には向いていないのでは?」
「頑張っても成果が出ない…」
そんな不安や焦りを抱えているかもしれません。
でも、どうか信じてください。
諦めなければ、必ず前に進めます。
どんなに小さな一歩でも、積み重ねていけば、ちゃんと道になります。
今回ご紹介した方法が、すべてあなたにぴったり合うとは限りません。けれど、あなたにしか合わない学習法が、きっとどこかにあります。
だからこそ、大切なのは——自分に合うやり方を諦めずに探し続けること。
そして、ほんの少しの進歩にも、ちゃんと気づいてあげることです。
「昨日よりも、1語だけ多く覚えられた」
「今日は、ちょっとだけスムーズに話せた気がする」
そんなささやかな成功体験が、やがてあなたを大きく変えていきます。
どうか、焦らず、でも止まらずに、今日も一歩前へ。私は、あなたの挑戦を心から応援しています。
さらに学びたいあなたへ
この記事では、通訳学校で「落ちこぼれ」だった私が、諦めずに試行錯誤を繰り返した結果、通訳の仕事を得ることができた5つの英語学習法を紹介しました。大切なのは、完璧主義を手放し、自分に合った学習法を見つけること。そして、どんなに小さな一歩でも、諦めずに努力を続けることです。この記事が、あなたの英語学習のモチベーションアップに繋がり、目標達成の一助となれば幸いです。
さらに以下の記事でも通訳学校のあれこれを書いています。
- 通訳学校でのリアルな体験談はこちら:【働きながら通訳学校】時間・費用・英語力など…徹底解説!
- 遠距離通学を乗り越えるコツ:【遠距離通学のコツ】片道2時間でもメリットだらけ!私が感じた利点3選
- 落ちこぼれ確定!?通訳学校での出来事:【実体験】通訳学校で落ちこぼれ!私が這い上がれた3つの方法
- 私が行った通訳学校について:通訳・翻訳のプロを目指すならISSインスティテュート!徹底解剖ブログ
通訳学校に興味のある方は各学校の公式ブログも確認してみてください。
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