オーストラリアにワーホリで来た当初、「まあ英語は簡単な会話くらいならいけるし、大丈夫でしょ!」 と思っていました。
でも、現地に着いた瞬間、その自信は秒で崩れ去ることに…。
初日の衝撃:「オージー英語、聞き取れなさすぎ!」
入国審査の係員:「G’day! How’s it going, mate?」
自分:「Oh, hi! …Sorry, what?」
「How are you?」のつもりでいたのに、いきなり聞いたことのないフレーズで話しかけられ、フリーズ。しかも、“mate”や”how’s it going”といった表現は教科書に載っていない!
さらに、スーパーのレジで「D’ya need a bag?」とめっちゃ速く聞かれ、「Uh… sorry?」と聞き返すこと3回。
「Do you need a bag?」と言っているらしいのですが、音がつながりすぎて別の言語に聞こえます。
この瞬間、「英会話できると思ってたけど、これ、めっちゃキツくない?」と悟りました。
仕事探し:「英語できるならローカルジョブいけるよね?」の罠
「せっかくオーストラリアに来たんだから、現地のレストランで働こう!」と決意しました。
履歴書(Resume)を持ってレストランを巡り、ようやくアジアンレストランで仕事をゲット!
初日のシフト。
店長:「Alright, can you take these plates to table 5?」
自分:「Oh, okay!」
ここまでは順調だったのですが、その後問題が発生。
ホールスタッフ:「Can you clear table 12 and wipe it down?」
自分:「…Sorry, could you say that again?」
(clear table = 片付ける、wipe it down = 拭く、という意味でした)
さらに、お客さんから「Can I grab some chopsticks?」と言われ、頭がフリーズ。
「grab = つかむ」という意味しか知らず、「え、お客さんが自分で取りに行くの?」と勘違い。
自分:「Umm… over there!(あっちです!)」と適当に指さしてごまかす。
お客さん:「…No, can you bring me some?(持ってきてくれる?)」
自分:「Ohhh, sorry!」とダッシュで箸を持ってくる。
(いや、普通に「持ってきて」って言ってたじゃん!)
こんな感じで、「簡単な英語」のはずなのに、全然聞き取れないし、意味も分からない。
ワーホリ、いきなり大ピンチです。
仕事を続けるうちに、徐々に英語にも慣れてきました。
✅ 「Sorry?」を言いすぎると申し訳なくなるので、”Come again?” や “Could you say that one more time?” を使うように。
✅ 聞き取れないときは「聞き取れた単語だけ拾って推測する」スキルが身につく。
✅ よく使われるレストラン英語を覚えて、対応できるようになる。
例えば、オーダーを取るときの会話。
客:「Can I get a Laksa, and make it mild, please?」
(最初は「メイク?ラーメンを作るってこと?」と混乱しましたが…)
→ Make it mild = 辛さ控えめにしてください、という意味
レストランの仕事を続けるうちに、「リスニングに慣れてくる」&「スピーキングも自然に速くなる」 のを実感しました。
日本で勉強した英語と、現地の英語の違い
✅ 教科書英語:
「I’m sorry, I didn’t quite catch that. Could you please repeat it?」
✅ オージー英語:
「Eh? Sorry, what was that?」
…短いですね!!
さらに、オージー英語はスラングが多すぎます。
スラング | 意味 |
---|---|
Brekkie | 朝ごはん(Breakfast) |
Macca’s | マクドナルド |
Arvo | 午後(Afternoon) |
No worries | 大丈夫! |
Heaps | めっちゃ(a lot) |
仕事場で「Hey, can you cover my shift this arvo?」と言われて、「アルボ?って何?」となったのも今ではいい思い出です。
「英語はミスってなんぼ」だと気づく
ワーホリ開始当初は「英語ミスったら恥ずかしい」と思っていましたが、オージーは全く気にしません。
むしろ、「頑張ってるな!」という感じで、優しく直してくれます。
ある日、お客さんに「I’ll take a Pad Thai, thanks!」と言われ、なぜか「I’ll take…?」に違和感を感じてしまい、
「Oh, you mean ‘Can I have a Pad Thai?’」と返したら、お客さんに笑われました。
「Nah mate, both are fine! We say ‘I’ll take’ all the time!(どっちでもOKだよ。ここではいつも”I’ll take”って言うんだよね」
…なるほど、そういう言い方もアリなんですね。
「英語はテストの答えじゃない、通じればOK!」というマインドになった瞬間、グッと楽になりました。
まとめ:「英会話できても、ワーホリ英語は別モノだった」
✔ オージー英語、最初は本当に聞き取れません。でも慣れます。
✔ 仕事探しは「とりあえずYES」と言いながら乗り切る。
✔ 「Sorry?」だけでなく「Come again?」なども使うとスマート。
✔ 英語はミスってもOK!むしろネタにするくらいがちょうどいい。
ワーホリは、「英語を話せるようになる」というより、「英語で生活する力がつく」 という感じです。
最初は「え、こんなに聞き取れないの?」と絶望しますが、数ヶ月後には「オージー英語、意外と楽しいかも!」と思えるようになります。
だから、もしワーホリを考えている人がいたら、こう言いたいです。
「英語?まぁ何とかなるよ!」(実際、何とかなりました)


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