英語学習を始めると、どこから手を付ければいいのか悩むものです。これまでの「たった一つだけやるなら」シリーズでは、単語を覚えまくる、フレーズを覚えまくる、英検の問題を解きまくる、という3つの方法を紹介しました。今回は、その流れを受け、初心者はまず英検3級を目指そう! というテーマで、実際の試験を目標に学習するメリットと具体的な方法についてお伝えします。
1. 英検3級ってどんな試験?
英検3級は、日常生活に必要な基本的な英語力を測る試験です。
- 対象レベル: 中学生レベルの英語力があれば十分にチャレンジできます。
- 出題範囲: 基礎的な単語、簡単な文法、リスニング、リーディング、ライティング、そして面接試験(スピーキング)。
- メリット: 試験形式に沿って勉強することで、体系的に英語の基礎を固めることができます。
2. なぜ初心者に英検3級がおすすめなのか?
① 明確なゴールがある
英語学習において、目標があることはモチベーション維持の鍵です。
- 試験合格という具体的な目標があることで、日々の学習にメリハリが生まれます。
- 「何のために勉強するのか」が明確になるので、無駄な迷いがなくなります。
② 基礎力がバランスよく鍛えられる
英検3級は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングといった4技能をまんべんなく問います。
- 単語・文法はもちろん、リスニング力やスピーキング力も試験に直結しているため、普段の学習でも活かせる実践的な内容です。
- 試験対策としての学習法は、自己点検や反復学習にもつながり、基礎力の定着に効果的です。
③ 合格体験が自信につながる
実際に英検3級に合格することで、
- 「英語って自分にもできる!」という自信がつき、その後の学習意欲が大幅にアップします。
- 多くの受験者が、初めの壁を乗り越えた実感を持って、次のステップに進んでいます。
3. 英検3級に向けた具体的な学習方法
ここでは、私自身の体験談を交えながら、具体的な勉強法を紹介します。
① 過去問をひたすら解く
- 公式過去問や市販の問題集を活用
まずは、自分の現在の実力を把握するために、1セットを時間内に解いてみましょう。 - 間違いを分析する
解説をしっかり読み、何故間違えたのかをノートに記録。パターン化して覚えることで、次に同じミスをしないようにします。
② 基礎固めに重点を置く
- 単語と文法の復習
英検3級に必要な単語リストや、基礎文法を復習し、分からなかった部分を重点的に学習します。 - 毎日の小テスト
自作のクイズ形式で単語や文法を確認する習慣をつけると、記憶の定着が早まります。
③ リスニング対策
- シャドーイングを取り入れる
英検3級のリスニング問題の音声を何度も聞き、音声に合わせて真似することで、実際の試験に近い形で練習します。 - ディクテーションもおすすめ
聞き取った内容を書き出す練習は、細かい音までキャッチする力を養います。
4. 面接(スピーキング)試験対策
英検3級の面接試験は、試験官との1対1の会話形式です。
【試験の流れ】
- 入室・挨拶(”Hello!” “Nice to meet you.” などの簡単な挨拶)
- カードを渡され、文章を音読(発音とリズムが重要)
- 内容に関する質問に答える
- 自分の意見を述べる質問に答える(例:”Do you like sports?”)
- 試験終了、退室
【面接対策のポイント】
✅ 大きな声でハキハキ話す(多少文法が間違っても、積極的に話すことが重要)
✅ 音読練習を繰り返す(試験の流れに慣れるために、過去問を使って音読する)
✅ よく出る質問を暗記しておく(「好きな食べ物は?」など簡単な受け答えを用意しておく)
たとえば4問目は、あなたのした(する)ことについて聞かれます。(「何をしましたか?」「何をしますか?」など・・・)
そのため、答えをあらかじめ決めておくと良いです!
例)
What did you do last night? (昨日の夜は何をしましたか?)
> I played the guitar last night. (ギターを弾きました)
5. まとめ
英検3級は、英語学習のスタート地点として最適な試験です。
- 明確な目標があることで学習のモチベーションが上がる
- 語彙、文法、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各スキルがバランスよく鍛えられる
- 合格体験が自信につながり、次のステップへの原動力になる
特に面接試験は、英会話の基礎を身につける絶好のチャンスです。英語に対する苦手意識を克服し、実践的なスキルを養うためにも、ぜひ英検3級合格を目指してみてください!
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