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なぜ英検1級を目指すべき？
英検1級は「大学上級レベル」とされ、英語力の証明として国内外で高く評価されます。英語圏の大学・大学院進学や、通訳・翻訳・国際ビジネスの分野での活躍を目指す人にとって、大きな武器になる資格です。
特に、英検1級は「英語を使って何ができるか」を問われる試験です。知識の暗記だけでなく、論理的に英語を操るスキルが求められます。
試験のポイントと具体的な対策
1. 語彙問題（最難関レベルの単語をどう攻略するか）
英検1級の単語問題は、準1級までとは桁違いの難しさです。新聞や学術論文で使われるような高度な語彙が求められます。
基本的には準1級とポイントは同じです！
1級では英語に対するより深い理解が必要になってきます！
📌 ポイント1：語彙力の底上げ！
まずは恒例、「英検1級 でる順パス単」で語彙力を強化します。英検1級の単語は「ホントにこんな単語使うの！？」というような専門的な単語がたくさん出てきますので、語彙力の底上げが重要です。
📌 ポイント2：英英辞典での定義で言葉本来の意味を理解する！
例えば“obfuscate”の意味を覚えるとき、
日本語訳: 「（意図的に）分かりにくくする」だけで覚えるのではなく、
英語の定義: “to make something less clear and more difficult to understand”（何かをより不明瞭にし、理解しにくくする） も覚える。
📌 ポイント3：語源・接頭辞・接尾辞を利用
- “benevolent”（慈悲深い） → bene（良い）+ vol（意志）
- “malevolent”（悪意のある） → male（悪い）+ vol（意志）
📌 ポイント4：ニュース・論文・ポッドキャストから拾う
新聞記事や学術論文を読んで、実際に使われる文脈で単語を覚える。
2. 長文読解（抽象的な議論を読み解く力）
1級のリーディングは抽象的な議論や哲学的なテーマが多く、主張や論理展開を見抜く力が必要です。
📌 ポイント1：意見の対立を意識して読む
「筆者の意見」と「反対意見」を区別するために、
- However, Nevertheless, On the other hand → 反論のサイン
- Therefore, Consequently, Thus → 結論のサイン
📌 ポイント2：速読＋精読をバランスよく
- まずは全体の主張を把握（速読）
- 次に重要なポイントをじっくり理解（精読）
📌 ポイント3：自分で要約する習慣をつける
読んだ記事を「英語で3行にまとめる」練習をすると、理解力と表現力が向上しますよ！
Chat GPTを使って長文を要約してもらって自分の要約と比較する、なんて練習もおすすめ！
3. ライティング（アカデミックな論理展開が鍵）
1級のライティングでは、社会問題についての高度な議論を展開する力が求められます。
📌 英検1級ライティングのポイント1: 高度な論理展開を意識しよう！
単に意見を述べるだけでなく、批判的思考を用いた高度な論理展開が求められます。以下のフォーマットを活用し、説得力のあるエッセイを書きましょう。
1. イントロダクション：主張を明確にする
英検1級では、シンプルに意見を述べるだけでなく、議論の方向性を示すことが重要です。
✅ 構成例：
- 背景の提示: In recent years, there has been an ongoing debate about whether …
- 主張の明確化: I firmly believe that … for the following reasons.
2. ボディ：2～3つの論点を深掘りする
準1級では2つの理由を述べるだけで良かったですが、1級では反対意見を考慮しつつ、より説得力のある論理展開が求められます。
✅ 構成例：
- First, (主張1). This can be observed in … (具体例・データを加える)
- Second, (主張2). Moreover, experts suggest that … (専門家の意見や研究結果を入れる)
- Counterargument & Refutation (反対意見を提示し、それを論理的に反論)
- Some may argue that … However, this view fails to consider …
3. 結論：主張を再確認する
✅ 構成例：
- 全体の要約: In conclusion, considering the aforementioned points, it is evident that …
- 未来への示唆: To address this issue, policymakers should …
4. 使える高度な表現
英検1級では、アカデミックで洗練された表現が求められます。
✅ 例文:
- It is imperative that we take immediate action to …
- Critics may contend that …, yet empirical evidence suggests otherwise.
- A plethora of studies have demonstrated that …
このフォーマットを活用し、説得力のあるエッセイを書く練習をしましょう！
📌 ポイント2：具体的な解答例
お題：人工知能は人間の雇用を奪うか？
“I strongly believe that artificial intelligence will replace many human jobs. First, AI is more efficient and cost-effective than human labor. For instance, self-driving trucks are reducing the demand for truck drivers. Second, AI can perform tasks that require precision and consistency, such as medical diagnosis. For example, IBM’s Watson can analyze medical records faster and more accurately than doctors. In conclusion, due to its efficiency and capabilities, AI is likely to take over many jobs.”
📌 ポイント3：批判的思考を鍛える
- 「本当にそうか？」と自分の意見を客観的に見直す
- 反対意見も考慮する練習をする
4. 面接（ディベート力が試される！）
英検1級の面接では、単なる意見ではなく「説得力のある議論」が求められます。こちらも準1級と同様、基本的にはライティングと同じポイントを押さえればOK! (とはいえ口頭で瞬時に説得力を持たせるのは難しいですが・・・！)
📌 ポイント1：型を活用する
1. 自分の意見を明確に述べる（I strongly believe that…）
2. 理由を2つ述べる（First…, Second…）
3. 具体例を入れる（For example, …）
4. 反対意見を考慮する（Some people argue that…, However, …）
5. 結論を述べる（In conclusion,…）
📌 ポイント2：模範解答の例
お題：死刑制度は廃止すべきか？
“I believe that capital punishment should be abolished. First, there is always a risk of wrongful executions. For example, DNA evidence has proven the innocence of many prisoners. Second, it does not effectively deter crime. Studies show that countries without the death penalty have similar crime rates. Some argue that it provides justice for victims, but life imprisonment is a better alternative. In conclusion, due to the risks and lack of deterrent effect, the death penalty should be abolished.”
📌 ポイント3：ニュース記事や討論番組を活用
- BBC、CNNの討論番組を視聴し、英語で議論する感覚を身につける。
- TED Talksを見てスピーキングの表現を学ぶ。
まとめ：英検1級合格への道
🎯 語彙は英語の定義とセットで覚える！
🎯 長文読解では筆者の意見と論理展開を見抜く！
🎯 ライティングは批判的思考を鍛え、反対意見も考慮！
🎯 面接では論理的なディベート力を意識！
英検1級は決して簡単ではありませんが、適切な戦略を取れば合格できます。
日々の積み重ねを大切にし、最高峰の英語力を目指しましょう！
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