【やる気UP⑥】やる気に頼らず英語を続ける方法

2025年2月18日2025年2月20日

「やる気が出ない…」そんな悩みを抱えたことはありませんか？

前回に引き続き、「やる気」について考えていくシリーズ第6弾となります。

英語学習の「続かない問題」を解決する

英語を勉強しようと決意しても、「今日は気分が乗らない」「忙しくてできなかった」と、なかなか続かないことはありませんか？

前回の記事では、既存の習慣に英語学習を組み込む「積み上げ戦略（ハビット・スタッキング）」を紹介しました。

今回は、さらに掘り下げて 「やる気がなくても英語を続ける方法」 を解説します！

キーワードは、「習慣の仕組み化」 です。

🏗 やる気に頼らず続ける3つの戦略

英語学習を確実に習慣化するために、次の3つの戦略を活用しましょう。

1️⃣ If-Thenプランニング（状況に応じた自動化）
2️⃣ 環境デザイン（学習を促す環境作り）
3️⃣ トリガー設定（学習の引き金を仕込む）

それぞれ詳しく見ていきます。

If-Thenプランニング：学習を自動化する

If-Thenプランニング、別名「イフゼン法」とは、「もし〇〇したら、その後△△する」という形式で、あらかじめ具体的な行動を決定しておく、効果的な目標達成戦略です。

この方法は、心理学的なメカニズムを活用し、私たちの脳に眠る「自動化スイッチ」を意識的にONにする効果があると考えられています。

このスイッチが作動することで、特定の状況下で意図した行動が自動的に引き起こされやすくなり、新しい習慣の形成と定着を強力にサポートします。

例えば、以下のようなIf-Thenプランニングを日常生活に取り入れることができます。

✅ もし朝起きてコーヒーを淹れたら → その後、英語ニュースサイトを開き、興味のある記事を1記事読む
✅ もし毎朝の通勤電車に乗ったら → 英語学習に特化したポッドキャストを再生し、リスニング学習を行う
✅ もし職場や自宅で昼食を食べ終えたら → スマートフォンで単語帳アプリを起動し、苦手な英単語を3つ集中的に覚える
✅ もし寝る前にベッドに入ったら → その日の出来事や感じたことを振り返り、5分間英語で日記を書く練習をする

ポイントは 「いつもやっている行動」に学習を組み込むこと」 です。

既存の習慣をトリガーとして利用することで、新しい行動を無理なく、そして継続的に実行しやすくなるのです。

これにより、学習効果の向上だけでなく、自己肯定感の向上にもつながるります！

環境デザイン：英語学習が自然にできる仕組み作り

「環境を整えれば、意志の力に頼らず行動できる」

これは行動デザインの基本ルールです。

英語学習が「めんどう」と感じるのは、学習のハードルが高いから。

環境を工夫するだけで、学習のハードルを大幅に下げられます。

✨ 環境デザインの具体例

✅ スマホのホーム画面に英語学習アプリを配置 → 開きやすくする
✅ リスニング教材をイヤホンにセットしておく → すぐ再生できる
✅ 机の上に英語の本を置く → 目に入るだけで学習意欲UP
✅ ポストイットに単語を書き、鏡やPCに貼る → 日常的に目にする
✅ カフェで英語学習をする習慣を作る → 勉強モードになれる

学習が「つい、やってしまう」環境を作ることがポイントです。

トリガー設定：行動の引き金を作る

「トリガー（きっかけ）」を作ることで、学習行動をスムーズに始められます。

トリガーには大きく分けて 「時間」「場所」「感情」 の3種類があります。

🔹 時間トリガー

✅ 毎朝7時に英語のニュースを読む ✅ 夜9時にリスニングをする

🔹 場所トリガー

✅ カフェに行ったら英語の本を読む ✅ 通勤電車に乗ったらリスニングを聞く

🔹 感情トリガー

✅ 「疲れた」と思ったら英語のポッドキャストを流す ✅ 「やる気が出ない」と感じたら短い英語の動画を見る

「このタイミングなら、英語をやる」と決めておくことで、習慣が定着しやすくなります。

実践：1週間の習慣化プラン

時間帯	If-Thenプランニング	環境デザイン	トリガー設定
朝	コーヒーを飲んだらニュース記事を1つ読む	スマホのホーム画面にニュースアプリを配置	朝7時にリマインダー設定
通勤	電車に乗ったらリスニングを聞く	イヤホンをカバンにセット	駅に着いたらポッドキャストを再生
昼休み	スマホを開いたら単語を3つ覚える	単語帳アプリをトップ画面に	昼食後にスマホを見る
夜	歯を磨いたらフレーズを音読	鏡にフレーズを貼る	寝る前の習慣として固定