英語を勉強しようと思ったとき、「文法が難しそう…」「ルールが多すぎて覚えられない…」と感じたことはありませんか?
でも実は、文法は、一つひとつのポイントをシンプルに理解すれば、スムーズに身につけられます。
【ゼロからの文法】シリーズでは、英語初心者の方でも無理なく学べるように、文法の重要ポイントをわかりやすく解説していきます。ルールを丸暗記するのではなく、 「感覚」や「イメージ」 なども使いながら自然に理解できる方法を紹介していきたいと思います!
このシリーズを読みながら、一緒に英語の基礎をしっかり固めていきましょう!
前回の記事はこちらから▼

「to」と「for」の違いと使い方のコツ!
英語で「to」や「for」を使うとき、「どっちが正しいの?」と迷ったことはありませんか?
どちらもよく出てきます。でも、使い分けが難しいですよね。
「to」と「for」には簡単なイメージがあります。
この記事では、初心者でもわかるように、その違いをシンプルに教えます。
丸暗記はいりません。「感覚」で覚えましょう!
「to」と「for」の基本イメージを押さえよう
「to」と「for」を理解するには、イメージが大事です。
こんな風に考えてみてください:
to: 「ボールを友達に投げる」イメージ。どこかに向かいます。
for: 「友達にお菓子をあげる」イメージ。誰かを喜ばせます。
この感覚をつかめば、使い分けが簡単になります。
さあ、具体例を見てみましょう!
「to」と「for」の使い分け:具体例でチェック!
「to」と「for」は、どんなときに使うかで分かれます。
まず、簡単な表で違いを見てみましょう。
そのあと、具体例で詳しくチェックしますね。
使い分けがわかる簡単な表
使う場面 | toのイメージと例 | forのイメージと例 |
---|---|---|
どこかに行く | 「ボールを投げる」ように向かう I go to school.(学校に行く) He walked to the station.(駅まで歩いた) | (使わない) |
誰かのため | (あまり使わない) | 「お菓子をあげる」ように喜ばせる I made tea for my mom.(ママにお茶を入れた) This is for you.(これはあなたのため) |
何かの目的 | ゴールを目指す I study to learn.(学ぶために勉強する) She runs to win.(勝つために走る) | 理由を支える I study for my exam.(試験のために勉強する) She runs for fun.(楽しむために走る) |
物や人を渡す | 「手紙を届ける」ように渡す I gave a book to my friend.(友達に本をあげた) Send it to me.(私に送って) | 「プレゼントする」ように渡す I bought a gift for my sister.(妹にプレゼントを買った) This box is for the kids.(この箱は子供たちのため) |
時間や期間 | 「終わりを示す」ように使う It’s five minutes to six.(6時まであと5分) From Monday to Friday.(月曜から金曜まで) | 「どれくらい続くか」を表す I’ll stay for three days.(3日間滞在する) He waited for an hour.(1時間待った) |
この表で、「to」と「for」のイメージが少しつかめましたか?
次に、具体例でさらに見てみましょう!
1. どこかに行くとき
- to: 「どこに行くか」を表します。
- I’m going to the park.(公園に行くよ)→ 公園に「向かう」。
- She gave a toy to the dog.(犬におもちゃをあげた)→ おもちゃが犬に「届く」。
- for: ここでは使いません。
コツ: 「to」は「矢印が向かう先」を想像してください。
2. 誰かのためにするとき
- to: ここではあまり使いません。
- for: 「誰かを喜ばせる」ことを表します。
- I made a cake for my mom.(ママのためにケーキを作った)→ ママが嬉しい。
- This book is for kids.(この本は子供のためだ)→ 子供に「プレゼント」。
コツ: 「for」は「誰かに何か良いことをする」と覚えてください。
3. 何かをするときの目的
- to: 「~するために」を表します。
- I study to learn English.(英語を学ぶために勉強する)→ 学ぶのが「ゴール」。
- He ran to catch the bus.(バスに乗るために走った)→ バスに「向かう」。
- for: 「何かのため」という理由を表します。
- I study for my test.(テストのために勉強する)→ テストが「理由」。
- She sings for fun.(楽しむために歌う)→ 楽しむのが「理由」。
コツ:
- 「to」は「~するために」と動詞と一緒に。
- 「for」は「~のため」と名詞と一緒に。
4. 物や人を渡すとき
- to: 「誰かに届ける」感覚です。
- I gave a pen to my brother.(兄にペンをあげた)→ ペンが兄に「届く」。
- She sent a photo to her teacher.(先生に写真を送った)→ 写真が先生に「向かう」。
- for: 「誰かにプレゼントする」感覚です。
- I bought flowers for my friend.(友達に花を買った)→ 友達が喜ぶ「ため」。
- This bag is for my dad.(このバッグはパパのため)→ パパに「提供」。
コツ: 「to」は渡す相手、「for」は渡す理由に注目。
5. 時間や期間を表すとき
- to: 「終わりを示す」イメージです。
- It’s ten minutes to noon.(正午まであと10分)→ 時間が正午に「向かう」。
- We work from 9 to 5.(9時から5時まで働く)→ 範囲の「終わり」。
- for: 「どれくらい続くか」のイメージです。
- I’ll stay for two weeks.(2週間滞在する)→ 2週間が「期間」。
- He slept for hours.(何時間も寝た)→ 時間が「続く」。
コツ: 「to」はゴール、「for」は長さを意識。
「to」と「for」のポイントを整理
もう一度、簡単にまとめます。
- to
- イメージ: 「ボールを投げる」→ どこかに向かう。
- 使うとき: 行く先や「~するために」。
- 例: I went to the shop.(お店に行った)
- for
- イメージ: 「お菓子をあげる」→ 誰かを喜ばせる。
- 使うとき: 理由や「誰かのため」。
- 例: I bought it for my dad.(パパのために買った)
この2つを覚えればOKです!
気をつけたい特別な使い方
基本がわかったら、少し特殊な例も見てみましょう。
「to」の特別な使い方:
I’m looking forward to playing.(遊ぶのを楽しみにしている)
「to」に「ing」が続くこともあります。動きの感覚が残っていますね。
「for」の特別な使い方:
Thank you for your help.(助けてくれてありがとう)
「誰かのため」や「理由」がよく出てきます。
最初は「例外かな?」と思うかもしれません。でも、イメージを思い出せば納得できるはず!
「to」と「for」を覚える簡単な練習
ルールを覚えたら、試してみましょう!
ここでは楽しくできる方法を教えます。
- 身の回りで言ってみる:
- 「I’m going to the door!(ドアに行くよ!)」
- 「I got this for my cat!(猫のためにこれを取った!)」
- 家の中でやってみてください。
- 今日の予定を英語で:
- 「I study to pass my test.(テストに受かるために勉強する)」
- 「I study for my teacher.(先生のために勉強する)」
- どっちが合うか考えてみて。
- イメージを声に出す:
- 「toは投げる、forはあげる」と呟きながら使ってみましょう。
毎日少しやってみてください。すぐ「あ、これだ!」とわかるようになるはずです!
「to」と「for」で英語を楽しく!
「to」と「for」は英語の大事な基礎です。
使いこなせれば、話すのも書くのももっと自然になります。
ポイントはこれだけ覚えてください:
- to: 「どこかに行く」「~するために」。
- for: 「誰かのため」「理由」。
この記事を見て、イメージを思い出しながら使ってみてください。
初心者でも大丈夫です!
「【ゼロからの文法】シリーズ」で一緒に上達しましょう。
次回も楽しみにしていてくださいね!

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