この時期を一言で表すなら・・・
「停滞期」です。
オーストラリアから帰国後、英語に携わる仕事には就いたものの、そこからブレークスルーを感じるまでにはかなりの時間がかかりました。英語の勉強を続けていたものの、なかなか前に進めていないようなもどかしさを感じていた時期の話です。

この記事はこんな人におすすめ
- 英語学習を続けているけど、最近伸び悩んでいると感じる人
- 仕事で英語を使う機会はあるものの、思ったほど話す機会がなくモヤモヤしている人
- 通訳や翻訳に興味があるけれど、自分に向いているか分からない人
英語を使う仕事に就いたけれど…
帰国後すぐに貿易関係の会社に就職しました。英語が少しできるという理由で英文メールのやり取りを任されることになり、毎日英語の文章を読んだり書いたりしていました。ただ、実際に英語を話す機会はほとんどなく、物足りなさを感じていました。
仕事の傍ら英語の勉強は続けていましたが、思ったほどモチベーションが上がらず、英語力もなかなか伸びませんでした。新しく一人暮らしを始めたことや、職場が遠かったこともあり、勉強時間の確保が難しかったのも影響していたと思います。
偶然出会った「通訳・翻訳」の世界
そんな時、何気なくネットサーフィンをしていて「通訳・翻訳」という仕事についての情報が目に飛び込んできました。それまでなんとなく「英語を使う仕事がしたい」と思っていたものの、具体的にどうすればいいのか分からずにいた私にとって、大きなヒントになりました。
そこからは得意の行動力を発揮し、まずは翻訳学校に入学。半年ほど翻訳の訓練を受けました。しかし、そこで痛感したのは、英語ではなく日本語の難しさでした。特に映像翻訳や小説の翻訳は、もはや作家と同じような仕事で、一つの言葉に何時間、時には何日もかけて最適な表現を探すことが求められます。
私はどちらかというと、その場の雰囲気や流れをつかんで想いをダイレクトに伝えるほうが得意だったので、「翻訳よりも通訳のほうが向いているのでは?」と考え始めるようになりました。
停滞期でも得たものは大きかった
ただ、当時は通信制大学で勉強もしていたため、一旦大学のカリキュラムを優先することに。こうして数年間は英語学習が停滞気味になりました。
とはいえ、この時期の試行錯誤のおかげで得たものもたくさんありました。
- 翻訳学校で培った語彙力や表現力 → 後の通訳の仕事で大いに役立った
- 大学で学んだ幅広い社会知識 → 特に専攻していたビジネス・経営の知識は、後に専門分野の通訳をする際に強みになった
停滞しているように見えても、何かしらの形で経験は蓄積されていくもの。後になって「あの時の経験が今に活きている」と思うことがたくさんありました。
まとめ
英語学習には順調に進む時期もあれば、思うように伸びを感じられない停滞期もあります。でも、そんな時でも試行錯誤しながら続けることで、後々の自分にとって大きな財産になります。
次の記事では、この停滞期をどう抜け出していったのか、通訳への道を本格的に進み始めた話をしていきます!


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