グローバル化が加速する現代、英語力の重要性はますます高まっています。英語力を高める上で、目標設定は非常に重要です。近年、英語力の指標として注目を集めるのがCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)です。この記事では、CEFRとは何か、英検との違い、そして学習にどのように活かすことができるのかを解説します。
CEFRは、文部科学省も推奨する国際的な言語能力の指標です。CEFRを活用することで、ご自身の英語力を客観的に把握し、明確な目標を設定することができます。CEFRの世界を詳しく見ていきましょう!
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こちらの前回記事ではCEFRについての解説をしていますので、よければ一緒にご確認ください▼

CEFRとは?:言語能力を測る国際的な基準
CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)は、言語の熟達度を測る国際的な基準です。ヨーロッパ評議会によって開発され、外国語の学習、教授、評価のための共通の基準を提供することを目的としています。CEFRは、A1(入門)からC2(熟達)までの6つのレベルに分けられており、それぞれのレベルで「何ができるか」という観点から言語能力を記述しています。
重要なポイントは、CEFRはテストではなく、言語能力を評価するための「基準」であるということです。 CEFRに基づいて、様々な試験や検定試験のレベルを比較したり、学習目標を設定したりすることができます。
- 目的: 言語学習、教授、評価のための共通基準の提供
- レベル: A1(入門)~ C2(熟達)の6段階
- 評価基準: 「何ができるか」という観点から言語能力を記述
CEFRと日本の英語試験・検定試験との対照表
文部科学省のWebサイトには、CEFRと日本の英語試験・検定試験との対照表が掲載されています。ご自身の英語力が、CEFRのどのレベルに相当するのか、確認してみましょう。この表はあくまで目安であり、各試験の公式サイトで詳細な情報を確認することをおすすめします。
CEFR | 英検 | TOEIC L&R | TOEFL iBT |
---|---|---|---|
A1 | 3級~5級 | 120点~ | – |
A2 | 準2級 | 225点~ | – |
B1 | 2級 | 550点~ | 42~71 |
B2 | 準1級 | 785点~ | 72~94 |
C1 | 1級 | 945点~ | 95~120 |
C2 | – | – | – |

CEFRと日本の英語試験との対応関係を確認することで、ご自身の英語力を客観的に把握することができますね。次に、CEFRと英検の違いについて詳しく見ていきましょう。
CEFRと英検:違いを理解する
CEFRと英検は、どちらも英語力を評価するための指標ですが、その目的や評価方法には違いがあります。それぞれの違いを理解することで、ご自身に適した指標を選ぶことができます。
項目 | CEFR | 英検 |
---|---|---|
種類 | 言語能力の基準 | 英語検定試験 |
目的 | 言語学習、教授、評価のための共通基準の提供 | 英語力の証明、学習進捗の確認 |
評価基準 | 「何ができるか」という観点から言語能力を記述 | 文法、語彙、読解、リスニング(級によってはスピーキング、ライティングも評価) |
活用方法 | 学習目標の設定、教材選び、自己評価 | 英語力の証明、進学・就職 |
CEFRは、具体的な試験ではありません。ご自身の英語力がCEFRのどのレベルに相当するのかを判断するためには、CEFRに対応した試験を受けたり、自己評価を行ったりする必要があります。一方、英検は試験であり、合格することで英語力を証明することができます。
2025年、CEFRを英語学習に活かす方法
CEFRは、英語学習の目標設定や進捗管理に非常に役立ちます。CEFRを活用することで、ご自身の英語力を客観的に把握し、具体的な目標を設定することができます。
- 目標設定: CEFRのレベルを参考に、具体的な学習目標を設定しましょう。例えば、「B1レベルを目指して、日常会話で自分の意見を言えるようにする」といった目標を設定することができます。
- 教材選び: CEFRのレベルに対応した教材を選びましょう。教材を選ぶ際には、ご自身のレベルに合ったものを選ぶことが重要です。
- 自己評価: 定期的に自己評価を行い、ご自身の進捗状況を確認しましょう。自己評価を行う際には、CEFRの記述内容を参考に、ご自身ができることを確認しましょう。
2025年は、CEFRを英語学習の羅針盤として活用し、目標達成に向けて効率的に学習を進めていきましょう!
おすすめの参考書:CEFRを深める一冊
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