突然ですが、
「Salamat po!(サラマッ ポ!)」
この言葉を聞いたことはありますか?
これはフィリピン語(タガログ語)で「ありがとう」という意味。
初めてフィリピンでこの言葉を耳にしたとき、その温かい響きに心を奪われました。
単なる「ありがとう」以上の、深い感謝と敬意が込められているように感じたのです。
言葉には、その国の文化や歴史、人々の価値観が詰まっています。異文化を知ることは、世界をもっと深く理解し、新しい自分に出会う旅なのかもしれません。
そこで今回は、私が実際に暮らした日本・オーストラリア・フィリピンの文化を、言葉や価値観の視点から比較してみたいと思います。
3か国の文化比較(著者の個人的なイメージです)
まずは、私の実体験をもとにまとめた文化比較表を見てみましょう。
項目 | 日本 | オーストラリア | フィリピン |
---|---|---|---|
キーワード | 調和、謙譲、勤勉 | 自由、平等、自己主張 | 家族愛、助け合い、信仰心 |
時間感覚 | 厳守、几帳面 | 比較的ルーズ | 大らか、フィリピン時間 |
人間関係 | 上下関係、序列、あいまいさ | フラット、率直 | 年長者尊重、親密さ |
コミュニケーション | 空気を読む、察する | 直接的、オープン | 感情豊か、笑顔、身振り手振り |
謝罪 | 「すみません」多用 | “Sorry” (軽い)、”I apologize” (重い) | “Sorry na!” (もうごめんなさい!) |
もてなし | 細やかな気配り、相手への配慮 | フレンドリー、カジュアル | 温かい歓迎、家庭料理 |
国民性 | 勤勉、真面目 | 楽天的、陽気 | 明るく親切、逆境に強い |
言語的特徴 | 敬語、曖昧表現 | スラング、短縮形 | タガログ語と英語の混合、敬意語 (Po/Opo) |
強調される行動 | 集団行動、秩序を重んじる | 個人主義、自由を尊重 | 協調性、困難に立ち向かう勇気 |
代表的な言葉 | おもてなし | No worries | Bahala na (なんとかなるさ) |
美意識 | 侘び寂び、自然との調和 | 広大な自然、多様な動植物 | カラフル、華やか、手作りの温かさ |
信仰 | 神道、仏教 | キリスト教(プロテスタント、カトリック) | キリスト教(カトリック) |

こちらの表はあくまで私の経験から個人的に思っていることです。その国全ての人がこう、というわけではないのでご了承ください。イメージとしてとらえていただければ、と思います!
言葉から見える「文化の違い」
1. 日本:「以心伝心」の文化
日本語には「以心伝心」という言葉があるように、言葉にしなくても気持ちが通じ合うことが大切にされています。そのため、日本では「察する力」が求められ、「すみません」が謝罪だけでなく気遣いや遠慮の表現としても使われます。日本では空気を読むのって大事ですよね!
2. オーストラリア:率直なコミュニケーション
オーストラリアでは、自分の意見をはっきり伝えることが尊重されます。「No worries」というフレーズが象徴するように、細かいことを気にしすぎず、リラックスしたコミュニケーションが特徴です。
3. フィリピン:笑顔と助け合いの精神
フィリピンでは、どんなに大変な状況でも笑顔を忘れません。「Bahala na(なんとかなるさ)」という言葉があるように、ポジティブな気持ちで困難を乗り越える文化が根付いています。
五感で味わう文化体験──あなたも試してみよう!
言葉を学ぶだけでなく、五感を使って文化を体験することも、異文化理解の大切なステップです。
🌸 日本文化体験
- 春を感じる:桜を愛でながらお弁当を広げ、俳句を詠んでみる。
- 静寂と向き合う:茶道体験で、日本の「おもてなし」の精神を味わう。
🐨 オーストラリア文化体験
- 大自然を満喫:公園でバーベキューを楽しみ、オージースタイルを体験!
- アボリジニ文化に触れる:ドットペインティングを通じて、先住民の自然観を学ぶ。
🥭 フィリピン文化体験
- 南国の味を堪能:マンゴーをたっぷり使ったハロハロを作ってみる。
- リズムに乗る:フィリピンの音楽に合わせてダンス!陽気な気分になれること間違いなし。
👉 あなたならどの文化を体験してみたいですか?
まとめ:言葉はとめ:言葉は道標、心は羅針盤🧭✨
異文化理解とは、言葉だけでなく、その背景にある価値観やライフスタイルを知ること。
🌟 今日からできる異文化理解アクションプラン
✔ 興味のある国の言葉を3つだけ覚えて使ってみる!(”Hello”、”Thank you”、”I love you”)
✔ 現地の映画や音楽を楽しみ、文化の雰囲気を味わう!
✔ オンラインの言語交換コミュニティに参加し、外国人の友達を作る!
✔ 地元の国際交流イベントに参加し、リアルな異文化体験を楽しむ!
✔ この記事をSNSでシェアして、異文化理解の輪を広げる!


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