【ゼロからの文法⑳】英語の接続詞で文をつなぐコツ!基本から応用まで徹底解説
「I was tired, so I went to bed.」疲れていたから、寝ました。シンプルな文を「so」でつなぐだけで、意味がスッとつながりますよね。でも、英語の接続詞って、それだけじゃないんです!「and」「but」「because」など、接続詞をうまく使えば、会話や文章がもっと自然で豊かに。中級者なら、この「つなぐ力」をマスターして、表現の幅を広げたいところです!
【ゼロからの文法】シリーズでは、初心者からステップアップしたい人に向け、文法を「イメージ」で自然に覚える方法を解説します。前回の「if条件文」はこちら▼

今回は、「接続詞」の基本から応用までを徹底解剖!文をつなぐコツをイメージで掴んで、英語力をレベルアップさせましょう!
基本の確認:「接続詞」とは?
まずは基本から。接続詞とは、文や語句をつなぐ「橋」のようなもの。「and」「but」「because」「so」などがあり、それぞれ役割やニュアンスが異なります。
接続詞の役割: 文や語句をつなぎ、関係性や流れを作る
例えば:
- I wanted to go, but it was raining.(行きたかったけど、雨が降っていた。)
ここでは「but」が「対比」の橋を架けています。このイメージを基に、使い方を掘り下げていきましょう。
主要な接続詞をイメージで分類
接続詞は大きく分けて「等位接続詞」と「従属接続詞」の2種類。それぞれの役割を「イメージ」で整理すると、自然に使い分けられます。
1. 等位接続詞:対等な関係をつなぐ
「等位接続詞」は、2つの対等な文や語句をつなぐもの。「同じ高さのブロックを並べる」イメージです。代表例は「and」「but」「or」「so」。
- and(追加): 「~と~」「さらに」というイメージ
- I like coffee, and she likes tea.(私はコーヒーが好きで、彼女はお茶が好き。)
- but(対比): 「でも」「逆に」というイメージ
- I studied hard, but I failed.(一生懸命勉強したけど、落ちちゃった。)
- or(選択): 「または」「どっちか」のイメージ
- We can go now, or we can wait.(今行くか、待つかできるよ。)
- so(結果): 「だから」「その結果」のイメージ
- It was late, so I went home.(遅かったから、家に帰った。)
ポイントは、2つの文が「独立」して成り立つこと。「There is a book, and there is a pen」のように、前回の構文とも自然に結びつきます。
2. 従属接続詞:理由や条件をつなぐ
「従属接続詞」は、主文に対して理由や条件などの「従属的な情報」を加えるもの。「土台の上に積むブロック」のイメージです。代表例は「because」「if」「when」「although」。
- because(理由): 「なぜなら」「~が原因で」のイメージ
- I stayed home because it was raining.(雨が降っていたから、家にいた。)
- if(条件): 「もし~なら」のイメージ(前回詳しく解説!)
- I’ll call you if I have time.(時間があったら電話するね。)
- when(時): 「~するとき」のイメージ
- I’ll tell you when I arrive.(着いたら教えるよ。)
- although(譲歩): 「~だけど」「それでも」のイメージ
- Although it was cold, I went out.(寒かったけど、出かけた。)
ここでは、主文が「土台」で、従属節が「追加情報」。前回の「if」と連携しつつ、他の接続詞で視野を広げます。
接続詞の応用:ニュアンスを操る
基本を押さえたら、応用へ。接続詞は単なる「つなぎ」ではなく、感情や論理の流れを演出するツールでもあります。
1. 感情を強調する「for」
「for」は「なぜなら」と訳されますが、少しフォーマルで説明的なニュアンス。「理由を丁寧に補う」イメージ。
- I was happy, for I had finished my work.(仕事が終わったので、嬉しかった。)
「because」より文語的で、感情を穏やかに伝えます。
2. 意外性を示す「yet」
「yet」は「それなのに」「でも」という驚きや意外性を加える。「予想を裏切る展開」のイメージ。
- He practiced a lot, yet he lost.(たくさん練習したのに、負けた。)
「but」より強いコントラストを演出します。
3. 可能性を広げる「as long as」
「as long as」は「~さえすれば」という条件。「条件をクリアすればOK」のイメージ。
- You can come as long as you’re quiet.(静かにしてくれるなら来てもいいよ。)
「if」より条件にフォーカスしたニュアンスです。
接続詞 vs. 前置詞・副詞:違いを見極める
似たニュアンスを持つ表現と接続詞の違いを押さえると、より正確に使い分けられます。
- I was late because of the rain.(雨のせいで遅れた。)→ 前置詞「because of」+名詞
- I was late because it rained.(雨が降ったから遅れた。)→ 接続詞「because」+文
「because」は文をつなぎ、「because of」は名詞をつなぐ。「イメージ」で使い分けを意識しましょう。
接続詞を使いこなすためのポイント
接続詞を自然に使いこなすには、以下のポイントを意識してください。
- 関係性を明確に: 追加か対比か理由か、つなぐ目的をイメージする。
- 文の長さに注意: 長すぎる文は接続詞で区切り、読みやすく。
- ニュアンスを調整: 「but」と「yet」、「because」と「for」など、微妙な違いを楽しむ。
練習問題:つなぐ力を鍛えよう!
以下の2つの文を、適切な接続詞で1つの文にしてみましょう。
- 私は疲れていた。私は早く寝た。
- 彼は努力した。彼は成功しなかった。
- 天気がいい。私たちはピクニックに行く。
解答例:
- I was tired, so I went to bed early.
- He tried hard, but he didn’t succeed.
- The weather is nice, so we’ll go for a picnic.
まとめ:接続詞で英語を自由につなごう!
今回は、英語の接続詞の基本(等位・従属)から応用的な使い方、さらには類似表現との違いまでを解説しました。接続詞は文をつなぐだけでなく、論理や感情を豊かにする鍵。「イメージ」を頼りに使いこなして、会話や文章をスムーズに進めましょう。次回の【ゼロからの文法】もお楽しみに!
英語の基礎を学ぶには一冊は参考書があると良いです!中学英語の文法はわかりやすくておすすめ!
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